はじめに
おはようございます。管理人のふーじーです。本日紹介するのは「ソルダム」
特徴はなんといってもその見た目。店頭に並ぶ緑と紫のまだら模様。神秘的というか毒々しいというか、実はまだ未熟なんですよね。そんな状態のものが店頭にはよく並びます。
でも安心してください。ソルダムは追熟することで柔らかく甘い、皮ごと食べれば甘酸っぱい両刀果実に生まれ変わります。
というわけで、今回はソルダムのおいしい食べ頃や、目利きのポイントなどをご紹介!
ソルダムの特徴
ソルダムは、果皮が黄緑色をベースに赤が斑状に混じる色合いが特徴の果実です。旬は7月中旬~8月頃。熟すにつれ徐々に赤みがかっていき、完熟すると濃い紅色に染まります。未熟のうちは硬くすっぱいため、好みが分かれるでしょう。熟したものを選ぶか追熟を行うとよいです。
管理人が購入したものは半分は完熟、半分は熟度7割ほどでしたので、後者を容器に入れ上からラップをして、エアコン(26℃設定)の効いた部屋で36時間寝かせました。36時間も待たせて、罪なやつですね。※管理人は写真を撮り忘れた大罪人でございます。
追熟の際、容器に緩衝材を入れていないせいか、1つだけ極端に軟化した箇所があり、対策が必要だと感じました。自重でどうしても、、というのも否めないため今後の課題とさせていただきます。
では続きまして、どのご家庭にもある糖度計の出番ですが、、、おかしいですね。なぜか管理人宅にはないようです。参考値としてソルダムは糖度14度ほどになります。今回追熟したものは十分な甘味で、少なくとも14度はあると感じました。上品な風味で、来年もリピート確定です。
今回は当たりを引いたのかもしれませんが、(参考値)糖度14度とは思えないほど美味でした。熟度に応じた追熟の有無など好みの味にできるところも、果物を味わう上での醍醐味ですよね。
また、皮には酸味があります。一緒に食べると甘酸っぱくて管理人の好みにドンピシャでした。皮を剥くと、酸味がほとんどなくなり多汁感と甘味を贅沢に味わう事が出来ますよ。
目利き(食べ頃)
- 全体が赤みがかり色ムラがない
- 少し弾力があり柔らかい
- 甘い香りがする
青ければ追熟しましょう。店頭で触って確かめたくなるところですが、大変傷みやすい為ご遠慮ください。ですので、購入する際は主に見た目を確認します。
食べ頃についてですが、十分に着色した段階であれば美味しくいただけます。ぷよぷよ、ブヨブヨといった「皮の下に水がたまったような感触」は過熟しすぎです。ほぼ同時進行ではありますが、大抵、着色→軟化→過軟化の順で追熟します。着色だけでも追熟は十分ですので、触感の判断が難しければ、色で判断していだたいても差し支えありません。
また、店頭で選ぶ際、果皮に傷や一部分が極度に暗く変色しているもの、パックの内側に果汁がたまっている場合があります。特に後者は高確率で傷んでいる個体が混じっています。ブドウも当てはまります。
保存方法など
追熟が必要な場合、新聞などで包み常温(20~25℃)で追熟しましょう。ポイントは①密封すること、②新聞などで包み乾燥を防ぐこと、③可能であればりんご等と一緒に追熟するとよいです。理由はプラムは傷みが早く短期間での追熟が望ましいためです。 ※野菜室で保存する場合でも、少しずつ追熟は進みます。
①すももは乾燥に弱いです。保存する際はポリ袋やラップなどに包みましょう。常温でも冷蔵でも同様です。
②新聞紙などで包んであげると乾燥と果実同士の衝突も防げます。
③りんご等一部の果実は、収穫後に追熟を促進するエチレンガスを放出します。りんご1個に対しすもも4個を目安に一緒にポリ袋等で保存しましょう。
りんごは、エチレンガスをより多く放出する「ジョナゴールド」か「王林」がおすすめです。
ただし、りんごは追熟させすぎると甘味が増す代わりに水分が飛んでぼろぼろとした食感になってしまいますので気を付けましょう。(=食感が「ボケる」とも言います)
「熟している場合は冷蔵保存」、「熟していない場合は常温で追熟」といったように、状態に合わせて保存方法を変えることが、より長く、よりおいしく頂けるコツです♪
さいごに
今回はソルダムを紹介させていただきましたが、いかがでしたか。
管理人は青果業に就くまで、ソルダムなんて食べたことはおろか存在すら知りませんでした。はじめ見た頃は正直食わず嫌いしていましたが、食べてみるとまぁ美味しいこと!今ではすっかり虜です。
また、投稿時期が遅くなってしまい、現在では時期を過ぎてしまいました。申し訳ありません。しかし、「レイトソルダム」という枝変わり種は8月下旬が旬となっていますので、まだチャンスはあるかもしれません!通常種よりも大玉で糖度が高いのが特徴です。
以上です。本日もご購読ありがとうございました。またの更新をお楽しみに♪
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